Bernhard Huber Schlossberg Spätburgunder R GG
ベルンハルト・フーバー シュロスベルク シュペートブルグンダー

抜栓直後は繊細な香りだが、飲み進めると魔法にかかったように香り高い獣臭を帯びる。 芯には赤果実、ほか血液・薔薇・スパイスのふくよかで濃密な芳香。 光を放つガーネットを口に含むと、熟した果実・骨格のしっかりしたコクが、複雑な香りとともに通り抜けていく。 そこに一体化せず・分離して争う事もなく、寄り添うように刺激的で美しい酸があり、力強いタンニンと絡み合うようにして沁みていく。 例えるなら、映画「美女と野獣」。

グラン・ヴァンを必ず飲むと言うコンセプトのメーカーズディナー。 ラストは牛ネック肉のシチューとのマリアージュが完璧でした。