Complémen'Terre 68 Ares
コンプレモン・テール ソワサントゥウィット・アール

ロワールの自然派、フォルブランシュ100%のワインです。 香りのイメージ通りの味わいで、ドライな果実味に「レモンヨーグルト」ような構成です。 これが「自然派」らしい雰囲気なのでしょうか。。。 白ワインの個人的な好みは「ボリュームたっぷりの樽ドネ」なのですが、こちらはまさに対極線上にあると思います。 ワインの奥深さを勉強出来た1本でした！

ブドウ自体にミネラル感が強いフォルブランシュ100%かなりめずらしい。ビオり酸が特徴で、還元感はそんなにない。180 ロワール出身の若い夫婦が2013年創設した、出来立てほやほやのワイナリー。夫はマニュエル・ランドロン。皆さんもお分かりのように実は…彼の実家は、当店でも大人気の造り手ドメーヌ・ランドロン。そうなんですドメーヌ・ランドロンの息子さんなのです。妻のマリヨン・ペシューと共に、ドメーヌ・ランドロンから5kmほどの村、ル・パレに畑と醸造所を購入し醸造を始めました。醸造学校を卒業後、若いヴァン・ナチュール生産者の元でも経験を積んだマニュエルのワインは父ジョゼフのスタイルとはまた違った、挑戦的な造りがとっても面白いワインです。彼の哲学は有機栽培、そして酸化防止剤未使用醸造。 マニュエルのやんちゃぶりが一番出たワイン！ 一部父の畑を受け継いでいるので、順調なスタートを切ることができたマニュエルです。補助品種であるフォルブランシュをここまでに仕上げてくるのですから、やっぱり凄いとしか言いようがありません。若さあふれる、やんちゃっぷりがなかなか魅力的！と言っても数年熟成させると、いい変身をしてくれそうな味わいを感じます。バランスはバツグンです。

エチケットは過激だけど中身は優しい味わいでした。