ベルムント・デ・プリオラトの町を取り囲む山岳地帯にあるコステルス・デル・プリオラトは、この地域で最も優れたブドウの栽培農家の集落の一つでもあり、20haのブドウ畑で様々な品種の赤ワイン用ブドウを育てている。その中で最良のワインを生み出し、至宝とも呼べる最も古いブドウの木は、ガルナッチャ種とカリニャン種であり、樹齢40年から100年にも及ぶ。高品質なワインが造り出される秘訣は、収穫された畑ごとに個別のタンクで発酵を進め、個別にワインが造られる「クロス」という手法が用いられていることに加え、それぞれのブドウ畑の収穫量が少ない点にある。極めて少ない降水量とやせた土壌で育った、小型ながら果汁の濃縮したブドウの房は、アルコール度数が高く、成熟したタンニンを含み、スレート状の土壌がもたらす独特のミネラル風味を備えた、最良のワインを生み出す。「コメント提供:株式会社 パラジャパン」