味わい |
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香り |
ワイン名 | Dom. Serene Grace Vineyard Pinot Noir |
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生産地 | USA > Oregon > Dundee Hills |
生産者 | |
品種 | Pinot Noir (ピノ・ノワール) |
スタイル | Red wine |
2016/11/10
(2012)
画像はオルカインターナショナルというインポーターのHPより。 そのインポーターのグランドテイスティングというイベントがあり、行ってきたのだが大変残念な感想を抱かざるを得なかった。 このグレースヴィンヤードというキュベは高価なので有料試飲。しかし、味がどうのこうののレベルではない。あまりにも温度が高すぎて、良さがまるで伝わらないのだ。 このワインだけではない、会場にある赤ワイン全てが常温放置。室温は26度ほどだったと思う。カベルネ等の強靭系品種でさえ、液温が高すぎてバランスが悪くなっているのに、ピノノワールをその環境下に放置する無神経さに驚いた。 このインポーターのイベントには以前も参加したことがあるが、それは夏のパーティ風の試飲会のようなもの。半屋外の真夏なので、夜とは言え暑い。人もごったがえしており、そこで温度管理どうこう言うのは厳しいとは思った。酷かったが。 しかし昨日のイベントはしっかりとした会場でスタッフも多く、来場者も限定された管理可能な状況。しかしスタッフが言うには「こういう状況ですので温度管理まではちょっと」と。 結局はパッションの問題なのだ。美味しさを知ってほしい、そして買ってほしい、というイベントで、しかも有料試飲のワインまで酷い状態で放置。心底彼らのワイン愛を見損なった。 もう少し骨のあるインポーターだと思っていた。品揃えは素晴らしいので。 もし昨日の会場に生産者の方々がいたら悲しんだだろう。セリーヌやケンライト、Jクリストファーらのピノノワールに情熱を注いでいる生産者達が、自分のワインがこういう状況で宣伝されている、と知ったらどんなに悲しむだろう。 オレゴンのピノノワールをもっと多くの人に知ってほしいと思っている僕は、本当に残念に感じた。数杯を飲んで会場を後にし、ワイン師匠のお店に行って愚痴りまくってきた。 そして素晴らしく美味しいそのお店のワインに癒されて、ようやく気持ちを落ち着けた。