味わい |
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香り |
ワイン名 | Jean Stodden Herrenberg Spätburgunder GG |
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生産地 | Germany > Ahr |
生産者 | |
品種 | Pinot Noir (ピノ・ノワール) |
スタイル | Red wine |
2015/10/12
(2008)
ドイツ北部、アール地方の赤ワインです。この土地に特有の粘度岩板が昼間に熱を蓄えてくれるのであまり気温が下がらずにブドウ栽培ができるようです。Spaetburgunderというのはピノ・ノワールのことですね。Herrenbergは畑の名前で、「1」という表示はドイツのグランクリュにあたるグローセス・ゲヴェクスのことらしいです。早速飲んでいきます。 ボトルを空けてすぐに樽のスパイスの匂い。透明度の高いルビー色。この前のシャンボールとほとんど同じ。少し色素が薄いかな。粘性はこっちの方が高い。香りは樽の要素がかなり強い。しばらく時間を置くと果実要素が出てまとまってくる。フランボワーズ、イチゴ、梅、薔薇。花の要素がブルゴーニュに比べて強く出ている。その代わり果実の甘みは後退。白胡椒、タバコ、茶葉、鉄釘。灰のような焦げた匂いが独特ですね。鉄分が多いのかな?ミネラルの要素もあります。 アタックの酸味強め。酸が比較的残っているので想定されている飲み頃はもう少し後なのかもしれない。アルコール感が強い(13.5%)。果実味の甘さはやはり少なめ。ボリュームはかなり大きい。苦味がはっきり出ている。2008年だがタンニンが馴染んでいる。甘みが少なくてアフターに花の要素があるのはネッビオーロに似ている。余韻も同様に深く長い。芯の通った、フィネスのあるワインになっていた。ブルゴーニュのピノノワールとは特にアフターの出方が大きく違っている。日本に安定して輸入されないかなあ。
2014/05/24
(2008)
@ Weinsinn, Frankfurt am Main 2014.05.21