“シャトー・トリアノン”は、遡れば16世紀からの歴史を持つ由緒ある区画ですが、現在サンテミリオンの新たなスターシャトーとして評価を得るようになったのは2001年の事。 サンテミリオンで最も素晴らしい“シュヴァル・ブラン”を所有管理してきたエブラール夫妻はシュヴァル・ブランに代わる可能性を求め、“グランメイヌ”や“アンジェリュス”などがひしめく6.36haの土地を購入。 これが、2001年ファーストヴィンテージとなる「シャトー・トリアノン」で、ドミニク・エブラール氏は、この土地に莫大な投資をし、新しいワイン生産に乗り出しました。 その後、1999年にエブラール家は失意のうちに、シュヴァル・ブランを手放す事となってしまいますが、よりトリアノンに注力し、サンテミリオンの次の格付け見直しでグラン・クリュ・クラッセの獲得を目指し、素晴らしいワインを造り続けています。 チョコやインクっぽい香り。 そして青臭い香りも少々。 いかにもボルドーなイメージです。 余韻もしっかりで、お値段以上。

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