サンテミリオン グランクリュ クラッセに格付けされているシャトー ラ クロットの2010。 サンテミリオンの格付けはプルミエのA,Bの18シャトーと、その他64シャトーみたいな扱いをされがちですが、僕はこの64シャトーもヴィンテージによっては相当なレベルだと思うんです 。 最近飲めてませんが僕のボルドーへの入りはサンテミリオンから。 で、このワイン。 ラ クロット。 知ってる人は知ってるし、知らない人はまず知らない。そういうワイン。 でもあのパリ万博にもちゃっかり出てたりします。 比較的早飲みが可能なタイプなので抜栓しちゃいました。 2010は近年ではこのシャトーで最高の出来なのでかなり迷いましたが。 色は濃いルビー。 コルクを抜栓した時から素晴らしい芳香が漂います。美味しいワインの証です。 プラムやブラックベリー、カシスなどの熟した赤黒系果実の香りに、バニラやリコリス、鉄など。 しなやかな酸味、濃縮感のある豊かな果実味。 そしてサンテミリオンの真骨頂でもある滑らかで柔らかい質感のタンニン。 若干高めのアルコールによるボリューム感も感じられ、余韻はやや長め。 こりゃ、美味しい‼︎ 誤解を恐れずに言えば、このワインに限っては2010、やや飲み頃に差し掛かっているのではないかと。 もちろんあと10年位は持つだろうけれど、今飲んでもデカンタによるエアラシオンの必要性はそこまで感じませんでした。 若干若め〜飲み頃。 やっぱりサンテミリオン。 たまにはサンテミリオン。

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