地中海に面した温暖な南フランス・ラングドックのメルロー、バロンマキシムの赤。 花粉症で詰まった鼻をも和ませる、若さ溢れるフルーティさは爽快感すら感じさせる。口に含んだ時の柔らかさ、滑らかさはデイリーワインらしくもこの価格帯では説明できない心地よさを感じさせる。 メルローらしい、華やかな味を演出するがそのエンドロールは消極的で謙虚さがある。 安いワインに有りがちな荒い主張を感じず、デイリーワインとは何かという問いに対し、適格な答えを示す一杯だった。 18度付近、味が開いた時の心地よさを是非感じてほしい。もし、JALの機内で再会した際にはまたよろしくお願いしたい。

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