味わい |
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香り |
ワイン名 | Windsor Vineyards Alexander Valley Cabernet Sauvignon |
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生産地 | USA > California > Sonoma |
生産者 | |
品種 | Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン) |
スタイル | Red wine |
2016/03/08
(1997)
価格:0円(ボトル / ショップ)
マイクロプロジェクト第三弾、失われたワインを求めて:その3 1997 ウィンザー・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン アレクサンダー・ヴァレー ソノマ・カウンティ カベルネ・ソーヴィニヨン100%? トランクルームにほったらかしとなったワインの救済作戦ですが、3回目は、ある種マニアックなアイテムです。ラベルをご覧の通り、2002年に開催されたソニー・プレイステーションアワードの引き出物(お土産)ワインなのです。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったソニー&プレステの思い出の品ですね。そういえば、あの頃はシャープも絶頂期でした。まったく、諸行無常の思いでございます。 ワインの方も、マンションの地下で14年間の風雪に耐えてきたわけですが、現在の姿や如何に? まず外観ですが、目立った異常はありません。年齢相応の熟成感。エッジはオレンジのトーンがありますが、中心部はまだしっかり紫を感じるガーネット。濁りはなくクリアーです。グラスをぐるぐるすると、キレイな脚があらわれます。 果実系の香りは弱めで、甘い熟成香、鉄っぽさ、お醤油、ヒネ香、タバコ、カラメル、ドライフラワーの薔薇…不快な要素はほとんどありませんが、かなり枯れかけの徴候が感じられます。ギリギリな感じですね。 味わいは、これまたセーフの範疇ですが、しっかりとした構造が、ゆるくなってきた味覚要素を何とか支えている感じで、こちらもまたギリギリっぽい。 かなりしっかりした酸とミネラル、ちょっと尖ったタンニン。香りと同様、果実の甘さやフレッシュ感はありませんが、いまは、まだ“それなりに”楽しめます。ただ、一晩経つと、多分、ワインではない何かになってしまいそうな感じですね。 何だかこのプロジェクト、毎回、懺悔録のようになってしまいますが、このワインに関しても、もう少し早く飲んであげるべきでしたねえ。可哀相なことをしてしまいました。 さて、次回は、ちょっと変わった白ワインをサルベージしようとおもいます。