チリワインの最高峰の一つ、アルマヴィーヴァ。そのセカンドワイン、エプです。正統派ボルドースタイルとチリのテロワールの融合。楽しみですね。 カシスやダークチェリーなど黒系果実のリキュールを感じさせる甘やかな果実のアロマ。果実そのものではなく、そのリキュールを感じさせるのが特徴でしょうか。そしてほんのりスパイシーかつスモーキー。 味わいは量感のある甘い果実味がありながら、スムースで落ち着いたタンニンと脇を支える綺麗な酸がしっかりとバランスを取っています。このあたりは流石バロン・フィリップだなとは思いますね。 この価格帯だとそれなりに良いボルドーが買えてしまいますが、そんな中でもチリワインらしいストレートで濃厚な果実味をボルドー的なエレガンスで纏めたこのワインは、充分に選ぶ価値はあるでしょう。

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