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3.0
ルーマニアのワイン、クロ・ビュザオ ピノ・ノワール12年。 ルーマニアっていうと、ヴラド・ツェペシュが思い浮かぶ。さておき、珍しくて購入。 色は意外にも濃く、煮詰めたようなルビー。 特徴的なのは、弾けるようにはつらつとした小粒のブルーベリー。 ガメイやベーリーAなどに似た、ガムやキャンディなどに近い軽さ。 その下に隠れるようにうっすらプルーンなど黒い果実の重みがあり、甘いカシスやすみれの花の香りも。 乳脂肪分…というかホエーのまったりした香りとスパイス、あと樽。 口に含んだ瞬間は乾いた感触だが、ややジャミーな果実みはねっとりした粘性を感じさせる。 薄く舌にはりつくようなタンニンはこなれていて酸はほどほど、繊細さは感じない。 軽いが弱くない。重みはあるがしっかりがっしりという感じでもない。 不思議なバランス。 水気のない乾いた荒野と湿った黒土の森のちょうどさかいめ。 きっぱりと分かれた荒野と森の境界線に立ち、その両方をぼんやりと眺めているような現実感のなさ。 安くてコスパ良いし、ちょっと不思議な感じで面白い。
テスト45144
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ルーマニアのワイン、クロ・ビュザオ ピノ・ノワール12年。 ルーマニアっていうと、ヴラド・ツェペシュが思い浮かぶ。さておき、珍しくて購入。 色は意外にも濃く、煮詰めたようなルビー。 特徴的なのは、弾けるようにはつらつとした小粒のブルーベリー。 ガメイやベーリーAなどに似た、ガムやキャンディなどに近い軽さ。 その下に隠れるようにうっすらプルーンなど黒い果実の重みがあり、甘いカシスやすみれの花の香りも。 乳脂肪分…というかホエーのまったりした香りとスパイス、あと樽。 口に含んだ瞬間は乾いた感触だが、ややジャミーな果実みはねっとりした粘性を感じさせる。 薄く舌にはりつくようなタンニンはこなれていて酸はほどほど、繊細さは感じない。 軽いが弱くない。重みはあるがしっかりがっしりという感じでもない。 不思議なバランス。 水気のない乾いた荒野と湿った黒土の森のちょうどさかいめ。 きっぱりと分かれた荒野と森の境界線に立ち、その両方をぼんやりと眺めているような現実感のなさ。 安くてコスパ良いし、ちょっと不思議な感じで面白い。
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