驚くほど豊かなアロマ。カシス、ブルーベリー、やや燻したようなニュアンス。 口に含むと杉の香りが加わってくる。濃厚だがいきいきとした酸がしっかりと感じられ若々しい印象。 強靭なタンニンは舌の上で転がすとはっきりと感じ取れるが、ただ通過させるだけだとまろやかさしか感じられない。 完熟した果実が使われていることが明確で、気候の不安定なエリアで作られるワインとは別のジャンル、シンプルに美味しい製品が作られるサイクルを連想させる。 800円程という価格を考えると、飲食店のバイザグラス候補に挙げられることは間違いない。

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