Like!:11
4.0
なんとモルドバ共和国からやって来た1本。あんまりリースリングらしくないので、特有の石油香も気にならない。 モルドバの料理ってどんなのか全くわからないので、とりあえずフライドポテトチキンに合わせました。 以外ワインショップの解説文 ワイン揺籃の地にして東欧の小国モルドヴァのワイン。フレッシュ&クリアーでどこか優しい辛口リースリングです。 シャトー・アスコニ ≪モルドヴァ コドル地方≫エクセプショナル リースリング 2014 東欧モルドヴァのワインが入荷です。 まずはモルドヴァという国の説明から。ワインというよりも「モルドヴァ史概要」といった話になってしまったので御興味ある方のみお読みください…モルドヴァ共和国は東ヨーロッパに位置する、面積が日本の1/10以下の小さな国。人口は約400万人、首都はキシナウ。内陸国家で西はルーマニア、他の三方はウクライナと国境が接しています。緯度はボルドーに近い46~48度で、気候や降雨量はブルゴーニュに近いと言われます。海抜は100~490mで丘や谷が多く起伏に富んでいます。 モルドヴァ周辺でのブドウ栽培は約5,000年前に古代ダキア人がブドウからワインを造る方法を発見したことにより始まりました。つまり世界最古のワイン産地のひとつでもある。 さて、そんなモルドヴァ共和国のリースリングです。 ワイナリーの「シャトー・アスコニ」は首都キシナウの南東35km に位置するコドル地区プホイ村にあります。創業はソ連崩壊後の1994年。現在は506ヘクタールを所有し、全て自社畑より収穫した葡萄でワインを造ります。カベルネ、メルロー、シャルドネなどの国際品種の他、サペラヴィやフェテアスカ・ネアグラなど、僕たちの耳には聞き慣れない伝統品種を育てています。当店にはこの生産者のシャルドネとメルロも扱っていましたが、今回は彼らの新作、リースリングが登場です。緯度はボルドー、気候はブルゴーニュに近いといわれるモルドヴァですが、土壌はチェルノーゼムという、これまたあまり聞いたことことのない土壌に葡萄が植えられているそうです。これはウクライナの穀倉地帯にもみられる黒土で、腐食とカルシウムが結合して厚く堆積した土壌とのこと。ここでつくるワインはどこか暖かみのある味わいになるといい、今回のリースリングもこのチェルノーゼム土壌の影響を受けています。 2014年産のリースリングということもあり、やはりフレッシュな面がよく出ています。ホワイトピーチやグレープフルーツ、リンゴの香り。ほどよくオイリー。リースリングらしい透明感のある果実味と、柔らかなタッチの酸味。きっちりと辛口仕上げですが、ジューシーな口あたりでほっこりとした味わいに仕上げられています。他のモルドヴァワインをほとんど飲んだことがないので、この味のどこにモルドヴァらしさが出ているのかはちょっと断定できません。ですが、前述のチェルノーゼム土壌の特性を考えると、後半のほっかりさ加減がおそらくモルドヴァらしいのかな、と。以前入ってきたメルロとシャルドネも、どこかソフトでしたし。ドイツやアルザス、新世界のリースリングとは毛色の違う、クリアーで優しさのある辛口です。 品種: リースリング100%
テスト3878
Vinica アプリ 無料ワインを探す・記録・SNS
使い方・機能紹介を見る
なんとモルドバ共和国からやって来た1本。あんまりリースリングらしくないので、特有の石油香も気にならない。 モルドバの料理ってどんなのか全くわからないので、とりあえずフライドポテトチキンに合わせました。 以外ワインショップの解説文 ワイン揺籃の地にして東欧の小国モルドヴァのワイン。フレッシュ&クリアーでどこか優しい辛口リースリングです。 シャトー・アスコニ ≪モルドヴァ コドル地方≫エクセプショナル リースリング 2014 東欧モルドヴァのワインが入荷です。 まずはモルドヴァという国の説明から。ワインというよりも「モルドヴァ史概要」といった話になってしまったので御興味ある方のみお読みください…モルドヴァ共和国は東ヨーロッパに位置する、面積が日本の1/10以下の小さな国。人口は約400万人、首都はキシナウ。内陸国家で西はルーマニア、他の三方はウクライナと国境が接しています。緯度はボルドーに近い46~48度で、気候や降雨量はブルゴーニュに近いと言われます。海抜は100~490mで丘や谷が多く起伏に富んでいます。 モルドヴァ周辺でのブドウ栽培は約5,000年前に古代ダキア人がブドウからワインを造る方法を発見したことにより始まりました。つまり世界最古のワイン産地のひとつでもある。 さて、そんなモルドヴァ共和国のリースリングです。 ワイナリーの「シャトー・アスコニ」は首都キシナウの南東35km に位置するコドル地区プホイ村にあります。創業はソ連崩壊後の1994年。現在は506ヘクタールを所有し、全て自社畑より収穫した葡萄でワインを造ります。カベルネ、メルロー、シャルドネなどの国際品種の他、サペラヴィやフェテアスカ・ネアグラなど、僕たちの耳には聞き慣れない伝統品種を育てています。当店にはこの生産者のシャルドネとメルロも扱っていましたが、今回は彼らの新作、リースリングが登場です。緯度はボルドー、気候はブルゴーニュに近いといわれるモルドヴァですが、土壌はチェルノーゼムという、これまたあまり聞いたことことのない土壌に葡萄が植えられているそうです。これはウクライナの穀倉地帯にもみられる黒土で、腐食とカルシウムが結合して厚く堆積した土壌とのこと。ここでつくるワインはどこか暖かみのある味わいになるといい、今回のリースリングもこのチェルノーゼム土壌の影響を受けています。 2014年産のリースリングということもあり、やはりフレッシュな面がよく出ています。ホワイトピーチやグレープフルーツ、リンゴの香り。ほどよくオイリー。リースリングらしい透明感のある果実味と、柔らかなタッチの酸味。きっちりと辛口仕上げですが、ジューシーな口あたりでほっこりとした味わいに仕上げられています。他のモルドヴァワインをほとんど飲んだことがないので、この味のどこにモルドヴァらしさが出ているのかはちょっと断定できません。ですが、前述のチェルノーゼム土壌の特性を考えると、後半のほっかりさ加減がおそらくモルドヴァらしいのかな、と。以前入ってきたメルロとシャルドネも、どこかソフトでしたし。ドイツやアルザス、新世界のリースリングとは毛色の違う、クリアーで優しさのある辛口です。 品種: リースリング100%
テスト3878