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4.5
3本目はかの有名なニコラジョリーが作るフランス ロワールのワインです。調べてみるとロワールのモンラッシェ”と称賛される、飲み手を圧倒する存在感。ブドウの持つ生命力に満ちた味わい。ニコラ・ジョリーは、現オーナーであるニコラ・ジョリー氏が一代で名声を築き上げた、ロワールを代表するワイナリーのひとつです。ニコラ・ジョリー氏は、かつてコロンビア大学で経営学修士号(MBA)を取得、その後ウォールストリートで働働いていたビジネスマンでした。モントリオールの金融省に1年半、更にモルガンスタンレーに5年間勤務し、ビジネスの世界で順調に出世していたにもかかわらず、1976年に仕事を辞めフランスへ帰国。母が運営していたワイナリーを継ぎ、ワイン造りを始めました。当初は他の生産者同様、ワインコンサルタントのアドバイスを受けて除草剤や化学肥料を使用していましたが、畑に昆虫がいなくなり、土壌も明らかに変質しているのに気づいた彼は、1980年代初頭にルドルフ・シュタイナー氏が提唱するバイオダイナミック農法(ビオディナミ)を取り入れたブドウ栽培を行いました。今でこそブルゴーニュ、ボルドーの一流生産者にも導入されるビオディナミですが、フランスで初めてビオディナミをワイン造りに取り入れ成功させたのはニコラ・ジョリー氏なのです。バイオダイナミック農法は、別名生体力学農法とも言われ、化学的に合成された肥料・農薬・除草剤を一切使わない栽培に加え、天体の運行に合わせ、自然物質を使った特別な調剤を用いて、自然の潜在能力を引き出す農法です。1980年に部分的に、1984年からは全ての畑に導入。ニコラ・ジョリーのワイナリーでは、農薬や化学肥料を一切排除していることはもちろん、牛や羊などを飼い、イラクサを始め多くのハーブを育てています。ハーブなどからビオディナミに必要なプレパラシオン(調合剤)を造り、家畜たちが畑の草を食べ、馬で耕作するなど、自然と動物と共にブドウを栽培。醸造は自然酵母にて発酵。発酵時の温度はコントロールや、デブルバージュ、コラージュは行わず、主に古樽で数ヶ月間熟成後、瓶詰め前にフィルター処理を極軽く行い造られています。ジョリー家はロワールに複数の畑を所有していますが、中でも有名なのが単独所有するクレ・ド・セランです。この畑は12世紀にロワール河の北岸サヴニエール地区に、シトー派修道僧によって植えられた由緒ある畑。その後800年以上もの間、ブドウ栽培が行われ、その歴史の中でルイ11世、14世、女帝フィーヌがこの地を訪れたという記録が残っています。1962年、この由緒ある畑を歴史好きであったニコラ・ジョリー氏の父が購入。母が運営していましたが1976年からはニコラ・ジョリー氏が現当主として運営に参加しています。単独所有する面積は7haで平均樹齢は40年以上、一番古い樹で80年という高樹齢のブドウ樹から複雑で濃縮感あふれる究極の白ワインが産み出されています。こうして造られる彼のトップキュヴェ「クレ・ド・セラン」は、熟成によって深みを増す代表的な白ワイン。ニコラ・ジョリー氏曰く「私のワインは開けてから時間が経つとともに美味しくなり、数日後にピークとなる」と語る通り、彼の手がけるワインはどれも驚異的な生命力を持っています。若いうちは力強いミネラルや酸によって香りや味わいが硬く閉じていますが、時を経ることによってワインの持つ様々な要素がまとまり、味わいに深みが出ます。2007年以降、ニコラ・ジョリーのワイナリーではニコラ氏の愛娘ヴィルジニー・ジョリー女史が中心となって栽培と醸造に携わっています。近年造られるワインのスタイルは、ニコラ氏らしい躍動感あふれる力強さは健在ながら、ヴィルジニーさんの女性らしい繊細さが加わり、これまでにない新しい世界観を楽しませてくれるようになったと言われています。2012年は、その特徴が顕著に表れているヴィンテージ。こちらの圧倒的ともいえるエネルギーやパワーを感じつつも、透明感のあるピュアな味わいが際立つスタイルに仕上がっています。熟したカリン、アプリコットやキンモクセイ、蜂蜜などの濃密なアロマ。時間が経って開いてくるとハーブやスパイス、ナッツやアーモンドなどの芳ばしい香りも立ち上り、スモーキーなニュアンスも出てきます。驚くほどのボリューム感がありますが、キレのある酸や硬質なミネラルに支えられエレガントな印象。ビオディナミによって引き出されたブドウ本来の持つエネルギーやパワーが感じられ、その圧倒的な存在感は白ワインのイメージを覆すほどの衝撃とともに、飲む者を虜にする珠玉の白ワインですとのこと。ソムリエさんいはく 3日前に抜栓したそうで、シュナン・ブランの香りが部屋中に立ち込めました。料理のアユの苦味ともバッチリでいいワインでした!
テスト4899
このワインが主役の露払いとは! 何にも言えねえ〜って感じです 後を拝見したら納得しました(^_^);;;;;
テスト27032
そうなんです。こんないいワインでも脇役なんです(笑)かなり良いワインのオンパレードなので大満足ですよ
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3本目はかの有名なニコラジョリーが作るフランス ロワールのワインです。調べてみるとロワールのモンラッシェ”と称賛される、飲み手を圧倒する存在感。ブドウの持つ生命力に満ちた味わい。ニコラ・ジョリーは、現オーナーであるニコラ・ジョリー氏が一代で名声を築き上げた、ロワールを代表するワイナリーのひとつです。ニコラ・ジョリー氏は、かつてコロンビア大学で経営学修士号(MBA)を取得、その後ウォールストリートで働働いていたビジネスマンでした。モントリオールの金融省に1年半、更にモルガンスタンレーに5年間勤務し、ビジネスの世界で順調に出世していたにもかかわらず、1976年に仕事を辞めフランスへ帰国。母が運営していたワイナリーを継ぎ、ワイン造りを始めました。当初は他の生産者同様、ワインコンサルタントのアドバイスを受けて除草剤や化学肥料を使用していましたが、畑に昆虫がいなくなり、土壌も明らかに変質しているのに気づいた彼は、1980年代初頭にルドルフ・シュタイナー氏が提唱するバイオダイナミック農法(ビオディナミ)を取り入れたブドウ栽培を行いました。今でこそブルゴーニュ、ボルドーの一流生産者にも導入されるビオディナミですが、フランスで初めてビオディナミをワイン造りに取り入れ成功させたのはニコラ・ジョリー氏なのです。バイオダイナミック農法は、別名生体力学農法とも言われ、化学的に合成された肥料・農薬・除草剤を一切使わない栽培に加え、天体の運行に合わせ、自然物質を使った特別な調剤を用いて、自然の潜在能力を引き出す農法です。1980年に部分的に、1984年からは全ての畑に導入。ニコラ・ジョリーのワイナリーでは、農薬や化学肥料を一切排除していることはもちろん、牛や羊などを飼い、イラクサを始め多くのハーブを育てています。ハーブなどからビオディナミに必要なプレパラシオン(調合剤)を造り、家畜たちが畑の草を食べ、馬で耕作するなど、自然と動物と共にブドウを栽培。醸造は自然酵母にて発酵。発酵時の温度はコントロールや、デブルバージュ、コラージュは行わず、主に古樽で数ヶ月間熟成後、瓶詰め前にフィルター処理を極軽く行い造られています。ジョリー家はロワールに複数の畑を所有していますが、中でも有名なのが単独所有するクレ・ド・セランです。この畑は12世紀にロワール河の北岸サヴニエール地区に、シトー派修道僧によって植えられた由緒ある畑。その後800年以上もの間、ブドウ栽培が行われ、その歴史の中でルイ11世、14世、女帝フィーヌがこの地を訪れたという記録が残っています。1962年、この由緒ある畑を歴史好きであったニコラ・ジョリー氏の父が購入。母が運営していましたが1976年からはニコラ・ジョリー氏が現当主として運営に参加しています。単独所有する面積は7haで平均樹齢は40年以上、一番古い樹で80年という高樹齢のブドウ樹から複雑で濃縮感あふれる究極の白ワインが産み出されています。こうして造られる彼のトップキュヴェ「クレ・ド・セラン」は、熟成によって深みを増す代表的な白ワイン。ニコラ・ジョリー氏曰く「私のワインは開けてから時間が経つとともに美味しくなり、数日後にピークとなる」と語る通り、彼の手がけるワインはどれも驚異的な生命力を持っています。若いうちは力強いミネラルや酸によって香りや味わいが硬く閉じていますが、時を経ることによってワインの持つ様々な要素がまとまり、味わいに深みが出ます。2007年以降、ニコラ・ジョリーのワイナリーではニコラ氏の愛娘ヴィルジニー・ジョリー女史が中心となって栽培と醸造に携わっています。近年造られるワインのスタイルは、ニコラ氏らしい躍動感あふれる力強さは健在ながら、ヴィルジニーさんの女性らしい繊細さが加わり、これまでにない新しい世界観を楽しませてくれるようになったと言われています。2012年は、その特徴が顕著に表れているヴィンテージ。こちらの圧倒的ともいえるエネルギーやパワーを感じつつも、透明感のあるピュアな味わいが際立つスタイルに仕上がっています。熟したカリン、アプリコットやキンモクセイ、蜂蜜などの濃密なアロマ。時間が経って開いてくるとハーブやスパイス、ナッツやアーモンドなどの芳ばしい香りも立ち上り、スモーキーなニュアンスも出てきます。驚くほどのボリューム感がありますが、キレのある酸や硬質なミネラルに支えられエレガントな印象。ビオディナミによって引き出されたブドウ本来の持つエネルギーやパワーが感じられ、その圧倒的な存在感は白ワインのイメージを覆すほどの衝撃とともに、飲む者を虜にする珠玉の白ワインですとのこと。ソムリエさんいはく 3日前に抜栓したそうで、シュナン・ブランの香りが部屋中に立ち込めました。料理のアユの苦味ともバッチリでいいワインでした!
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