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初心に帰らされるようなthe赤ワインの味。 振り返ってみると随分ワインで贅沢をしてきた。勿論富豪の飲み方は出来ないし、あくまでも庶民としての贅沢、なのだけれども。 ワインラヴァーは感覚が麻痺しているが、飲み物に費やす価格としては常軌を逸している。あれが美味しいこれが美味しい、あれはもっと素晴らしい、と終わりのない旅を続けているのが我々ワインラヴァーの歩み。 自分の好みははっきりしているし、どんなワインを選べば満足がいくかということも大体わかっている。でも、美味しいワインや好みのワインばかりを飲んでいると、忘れてしまうことがある。このワインはその忘れかけていたことを思い出させてくれた。 普通は赤ワインの味なんてこんなもの。飲んで感動するなんてことは普通はないし、そこそこ美味しければそれは幸せなこと。 自分の好みやクオリティを追求し続けていると、それが特別なことだということを時に忘れてしまう。そんな時にこういうタイプのワインを飲むと、はっとさせられる。あれが普通なのではない、特別なのだ、と。 まるで動作の遅くなったスマホのメモリーをクリアしたかのように、脳内がすっきりする感覚。とても貴重な体験をさせてもらった。 とはいえこれはクリュボジョレー。決してレベルが低いとか美味しくないとかそんなことではない。十分に美味しい。 赤さを感じるジャミーな味わい。葡萄の皮や種をストレートに想起させる渋み。コクのある旨味は、丁寧な作りを伝えるのに十分なもの。 けれども本質的にPNやCSとの圧倒的な素材の差を感じる、いわば庶民のワイン。普段は背伸びをして素晴らしいワインを頂いているが、自分に分相応な範囲内での贅沢とは本来この辺りだぞ、と戒められたような気分になった。
テスト36159
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初心に帰らされるようなthe赤ワインの味。 振り返ってみると随分ワインで贅沢をしてきた。勿論富豪の飲み方は出来ないし、あくまでも庶民としての贅沢、なのだけれども。 ワインラヴァーは感覚が麻痺しているが、飲み物に費やす価格としては常軌を逸している。あれが美味しいこれが美味しい、あれはもっと素晴らしい、と終わりのない旅を続けているのが我々ワインラヴァーの歩み。 自分の好みははっきりしているし、どんなワインを選べば満足がいくかということも大体わかっている。でも、美味しいワインや好みのワインばかりを飲んでいると、忘れてしまうことがある。このワインはその忘れかけていたことを思い出させてくれた。 普通は赤ワインの味なんてこんなもの。飲んで感動するなんてことは普通はないし、そこそこ美味しければそれは幸せなこと。 自分の好みやクオリティを追求し続けていると、それが特別なことだということを時に忘れてしまう。そんな時にこういうタイプのワインを飲むと、はっとさせられる。あれが普通なのではない、特別なのだ、と。 まるで動作の遅くなったスマホのメモリーをクリアしたかのように、脳内がすっきりする感覚。とても貴重な体験をさせてもらった。 とはいえこれはクリュボジョレー。決してレベルが低いとか美味しくないとかそんなことではない。十分に美味しい。 赤さを感じるジャミーな味わい。葡萄の皮や種をストレートに想起させる渋み。コクのある旨味は、丁寧な作りを伝えるのに十分なもの。 けれども本質的にPNやCSとの圧倒的な素材の差を感じる、いわば庶民のワイン。普段は背伸びをして素晴らしいワインを頂いているが、自分に分相応な範囲内での贅沢とは本来この辺りだぞ、と戒められたような気分になった。
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