エスクード・ロホ・カルメネール 2013 バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が、チリの土壌とボルドーの技術の融合を図り、造り出したシリーズ。 サンティアゴのおよそ200km南、チリの中心に位置するラペル・ヴァレーのカルメネールを100％使用して造られているそうな。 ラペル・ヴァレーは、バラエティーに富んだ土壌からなる気温差の激しい場所で、特性の異なる2種類の土壌があり、カルメネールの特性を良く引きだすことからこの地が選ばれたらしい。 地層の深い粘土質土壌がワインに豊かな果実味と力強さを与え、砂利を多く含んだ粘土質土壌がミネラルと上品さを与えているとかどうとか。 光を遮るダークなエッジ。 アロマはブラックベリー、カシス、腐葉土、インド系ハーブ、アニス、樽香、ミルク、カカオなど。 独特で濃いけどシルキーな黒い果実味、計算された奥行きを形成しているような酸とストラクチャーのバランス、余韻はバニラやビターなチョコレート、甘草などが続く。 肉料理には大抵マリアージュしそうかも。 ロートシルト家らしい力強く品のあるワインかな。

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