エスプリ・ド・パヴィ 2011 サンテミリオンの格付け第一特別級Aのシャトー・パヴィのオーナー、ジェラール・ペルス氏がアペラションを所有する複数シャトーのぶどうをブレンドし格下げして造るACボルドー。 カスティヨン（クロ・リュネル）とサンテミリオン（パヴィ、パヴィ・デュセス、モンブスケ）の多様なテロワールをブレンドし、パヴィとモンブスケで使用した1年樽にて15ヵ月樽熟成。 セパージュはメルロー70％、カベソー30％。 エッジはダークなルビー。 アロマはプラム、ブルーベリー、ダークチェリー、クレームドカシスなどが凝縮された果実。ミント系ハーブの清涼感にアーモンドやビターなチョコレート、カカオやミルクのニュアンスをローストな樽香が包み込むイメージは、よく分からん金賞受賞と謳ってるボルドーワインとは一線を画してるかな。 凝縮したカシスなどの黒の果実味、酸はタンニンと溶け合い、至ってシルキー。気品のある深みを感じさせるストラクチャー、余韻はブラックペッパーなどのスパイスにブラックオリーブ、隠し味程度のバニラビーンズ、ミルクコーヒーやキャラメルなどの甘いフレーバーも特徴的かな。 価格も2000円代後半くらいなのでコスパも高く、サンテミリオンを思わす良いワインかと。モンペラよりコクがあり、個人的にはこっちの方が好きかな。

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