Ch. Peyrabon写真(ワイン) by テスト1899

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REVIEWS

ワインCh. Peyrabon(1996)
評価

4.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーション
飲んだ日2016-06-22
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価格
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テスト1899

シャトー・ペイラボン 1996 メドックの北部、サン・ソヴール村を本拠地に、 約250年の歴史を持つ名門シャトーだそうな。 かつてクールセル伯爵とM・ルー伯爵が所有していた頃、このクリュには「一般販売不可」と記した看板が掲げられていたそうな。知人の個人客にしか販売されなかったため、ほとんど世間に出回らないワインと呼ばれていたらしい。 近年では各評論誌などでの評価も受けるようになり、クラスマンやD.ペッパーコーン氏の「ボルドーワイン」、ヒュー・ジョンソン氏の「ポケットワインブック」、ゴーミヨ誌(4つ星)などでも注目され、高い評価を受けるシャトーとして取り上げられているそうな。 セパージュはカベソー 70% 、メルロー 25% 、カベフラ 5%。 コンクリートとステンレスタンクで28℃で発酵。ルモンタージュを行い、ワインをソフトに抽出。発酵期間はブドウ品種や区画により異なっており、20~35日間。マロラクティック発酵は一部樽にて行われる。熟成は100%オーク樽(30%新樽)で14ヶ月。 ボルドーのポイヤック近辺のグレートヴィンテージ1996年。 まあ大分北部の村なので、このワインが該当するかは微妙なところ。 約3500円と20年熟成の古酒にしては求めやすい価格。 エッジは熟成感のある橙に、力強さを感じるブラックオニキスの片鱗。 アロマはクレームドカシス、ブラックベリー、芳ばしい樽やカシューナッツやピスタチオのロースト、腐葉土にミント、西洋杉、ブラックペッパー、トリュフの要素も感じる。 濃くオールディーな黒の果実味、酸は残り、タンニンもしっかりしているが、経年によってしなやかさも加わり、結果エレガンスでかつ凝縮された立体的なストラクチャーが表現され、バタートーストやブラックコーヒー、甘草、そして薔薇の花がほのかに降り注ぐ貴婦人のイメージを連想させる余韻。 カベソーの割合が多いせいか、ポイヤックやサンジュリアンの格付け5〜4級レベルと言っても遜色はない。 ちょうど飲み頃だし、素晴らしいコスパかと。 個人的には、若いレフォールドラトゥール飲むくらいならこのワインのヴィンテージをチョイスするかな。 自腹だった場合に限るがw

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