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3.0
南アのブレンドの白ワイン(シュナンブラン&コロンバール&セミヨン)の2日目と3日目を楽しみつつ抜栓したのは、(一緒に購入した)同じ生産者の赤ワイン。 こちらのブレンドはメジャー品種。シラーカベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー。 白のブレンド同様、香りには特に魅力を感じなかったが、まろやかで飲み易い。もう少し酸味があればと思うが、2本千円クラスではバランスと程好い手応えを感じられるミディアム。 二日に分けて飲んだが、変化の魅力は白に軍配。 この価格帯(1本だと600円台)のワインに関していえば、メジャ一品種よりも土着品種やマイナ一品種を選ぶ傾向にある身としてはもう一度購入するなら、白のブレンドになるだろうか。 夏の日中からベランダで気楽に飲める白を物色中なのだが、コノスル(チリ)のヴァラエタル・シリーズのゲヴュルツトラミネールとこのアーニストン・ベイ・ザ・ショア・ホワイト(南ア)の2種、時々、シャルドネやリースリングというパターンでいこうかな。 勿論、この赤も同価格帯のメジャ一品種のブレンド物の中では魅力ある1本。 食卓に置くというよりは、スクリュー・キャップでもあるし、ちょっと散歩ついでの外飲みのイメージ(私見)。 南アのワインは、泡も含めて、そんなに数多くは味わってないけれども、例えば10年くらい前の感慨よりは大分イイと思う。 これからは、ワイン・ショップでももう少し気に留めていきたい。 南アの白と赤を続けて飲んだ訳だが、BGMを考えた時にすぐに浮かんだのはジュリア・フォーダムの名曲“HAPPY EVER AFTER”。 スタジオ録音盤と、ライヴ・ヴァージョンを収めた日本の企画盤を、ヒットした当時に購入した。 スタジオ録音盤は手放してしまったが、もう1枚は何処かにあるはず、と思い、探してみたが見つからず。 若い方はご存じないだろうけれども、昭和から平成の移行期、バブル全盛の頃に「トレンディー・ドラマ」と称されるタイプのドラマ・シリーズが(CX系を中心に)創られていた。最も知られているのは「W浅野」共演の『抱きしめたい!』(昭和63年)だろうが、その翌年(平成元年)の春に浅野ゆう子主演&華やかなキャスティングで創られたのが『ハ一卜に火をつけて!』。その中で挿入歌として用いられていたのが“HAPPY EVER AFTER”だった。 ドラマではオシャレ感覚で用いられ、多くの日本人が歌詞の内容抜きに聴いてヒットしていたように見受けられるが、実際の歌詞は当時の南アの人種差別(アアパルトヘイト政策)によって引き裂かれた恋愛を歌った内容となっている。 長年の女友達が、今年の1月にジュリア・フォーダムの来日公演を聴きに行った。勿論、日本でこの曲が大ヒットしたことを本人は知っているからその時にも歌われた訳だが、「南アフリカに平和な暮らしはない」といった内容の部分を「シリアに、世界の人々の心に、平和が訪れますように」といった内容に替えてジュリアは歌ったそうである(ちょうど、日本人男性二人が拉致されて大変なことになっていた頃だ)。 件のトレンディー・ドラマのファンでもあった女友達は感激して、「泣いちゃった」とその夜に私にメールを送ってきたものだ。 その女友達が半年後の今、闘病生活を送っている。 この曲が流行っていた頃、件のドラマが放送されていた頃に、彼女から愛を告白された。 ちょうどその頃、私には気になるり始めた女性(後に交際)が現れた頃で、トレンディー・ドラマにそのまま出てきそうなとてもチャーミングなその女友達の気持ちには応えられず、「友達のままでいよう」と言った。 暫くは気まずかったが、今日まで続く友情となった。女友達は、素敵な御主人と子供達にも恵まれた。 予断をゆるさない病気だが、快復を心から祈っている。 ジュリア・フォーダムのCDは見つからなかったが、仕事資料の中から、平成元年暮れに発行された「トレンディー・ドラマ大特集」の雑誌の表紙写真を添えておく。右側(裏表紙)の上段が『ハ一卜に火をつけて!』。下段が『抱きしめたい!』。 他のドラマの記事も含めて、頁を繰ったが、様々な遠い記憶が一気に甦った。 佳いワインとなる。
テスト30395
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南アのブレンドの白ワイン(シュナンブラン&コロンバール&セミヨン)の2日目と3日目を楽しみつつ抜栓したのは、(一緒に購入した)同じ生産者の赤ワイン。 こちらのブレンドはメジャー品種。シラーカベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー。 白のブレンド同様、香りには特に魅力を感じなかったが、まろやかで飲み易い。もう少し酸味があればと思うが、2本千円クラスではバランスと程好い手応えを感じられるミディアム。 二日に分けて飲んだが、変化の魅力は白に軍配。 この価格帯(1本だと600円台)のワインに関していえば、メジャ一品種よりも土着品種やマイナ一品種を選ぶ傾向にある身としてはもう一度購入するなら、白のブレンドになるだろうか。 夏の日中からベランダで気楽に飲める白を物色中なのだが、コノスル(チリ)のヴァラエタル・シリーズのゲヴュルツトラミネールとこのアーニストン・ベイ・ザ・ショア・ホワイト(南ア)の2種、時々、シャルドネやリースリングというパターンでいこうかな。 勿論、この赤も同価格帯のメジャ一品種のブレンド物の中では魅力ある1本。 食卓に置くというよりは、スクリュー・キャップでもあるし、ちょっと散歩ついでの外飲みのイメージ(私見)。 南アのワインは、泡も含めて、そんなに数多くは味わってないけれども、例えば10年くらい前の感慨よりは大分イイと思う。 これからは、ワイン・ショップでももう少し気に留めていきたい。 南アの白と赤を続けて飲んだ訳だが、BGMを考えた時にすぐに浮かんだのはジュリア・フォーダムの名曲“HAPPY EVER AFTER”。 スタジオ録音盤と、ライヴ・ヴァージョンを収めた日本の企画盤を、ヒットした当時に購入した。 スタジオ録音盤は手放してしまったが、もう1枚は何処かにあるはず、と思い、探してみたが見つからず。 若い方はご存じないだろうけれども、昭和から平成の移行期、バブル全盛の頃に「トレンディー・ドラマ」と称されるタイプのドラマ・シリーズが(CX系を中心に)創られていた。最も知られているのは「W浅野」共演の『抱きしめたい!』(昭和63年)だろうが、その翌年(平成元年)の春に浅野ゆう子主演&華やかなキャスティングで創られたのが『ハ一卜に火をつけて!』。その中で挿入歌として用いられていたのが“HAPPY EVER AFTER”だった。 ドラマではオシャレ感覚で用いられ、多くの日本人が歌詞の内容抜きに聴いてヒットしていたように見受けられるが、実際の歌詞は当時の南アの人種差別(アアパルトヘイト政策)によって引き裂かれた恋愛を歌った内容となっている。 長年の女友達が、今年の1月にジュリア・フォーダムの来日公演を聴きに行った。勿論、日本でこの曲が大ヒットしたことを本人は知っているからその時にも歌われた訳だが、「南アフリカに平和な暮らしはない」といった内容の部分を「シリアに、世界の人々の心に、平和が訪れますように」といった内容に替えてジュリアは歌ったそうである(ちょうど、日本人男性二人が拉致されて大変なことになっていた頃だ)。 件のトレンディー・ドラマのファンでもあった女友達は感激して、「泣いちゃった」とその夜に私にメールを送ってきたものだ。 その女友達が半年後の今、闘病生活を送っている。 この曲が流行っていた頃、件のドラマが放送されていた頃に、彼女から愛を告白された。 ちょうどその頃、私には気になるり始めた女性(後に交際)が現れた頃で、トレンディー・ドラマにそのまま出てきそうなとてもチャーミングなその女友達の気持ちには応えられず、「友達のままでいよう」と言った。 暫くは気まずかったが、今日まで続く友情となった。女友達は、素敵な御主人と子供達にも恵まれた。 予断をゆるさない病気だが、快復を心から祈っている。 ジュリア・フォーダムのCDは見つからなかったが、仕事資料の中から、平成元年暮れに発行された「トレンディー・ドラマ大特集」の雑誌の表紙写真を添えておく。右側(裏表紙)の上段が『ハ一卜に火をつけて!』。下段が『抱きしめたい!』。 他のドラマの記事も含めて、頁を繰ったが、様々な遠い記憶が一気に甦った。 佳いワインとなる。
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