買ったはいいけれど、中々手をつけずに、お寝んねしているワインがいくつかあります。今日はそんな中から、シチリアの赤をいこうかと思います。 なんとなく気難しくて、頑固そうなイメージだったので、ついつい後回しにしていたのですが、いよいよ手をかけてしまうのです... というと、いささか大袈裟ではありますが。 そんな今夜のメニューは... ・ケッパーソースのビーフステーキ ・秋刀魚のトマトチーズ煮込み ・茄子のブルーチーズ炒め ・づけまぐろとアボカドのわさび醤油和え ・エビと小松菜とゆで卵の山葵マヨ和え いわゆる"なんちゃって地中海"風な夕飯です。 まず、液体の色が濃いルビー色。香りの方はカシスっぽい果実香に、バニラの香り。そしてスパイシーな香りも少し漂ってきます。そして一口...渋味と共にほのかな塩気。酸味はあまり感じません。そしてスパイシーさと共に感じる果実味。とても力強いのですが、押し付けがましさを感じません。 実にこの果実味と渋味が絶妙なのです。あ、これはほんと美味い！しかも料理との相性も良いです。づけまぐろとの相性が良いですし、ステーキもあっさりとしたソースにして正解でした。重厚でありながら、どこか繊細で、そして華麗。 ガラの悪い、いかつい兄さんのような外見だけど、意外なほどジェントルメンだったわけです。誤解していてごめんなさい。 これはほんと美味しいです！

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