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5.0
エレガントの極地 そして19年という熟成は複雑を通り越して全ての香りが渾然一体となり、おいそれと箇条書きに分解できるほど『若く』ない 熟成という真の意味を感じた瞬間だった 何度も何度も嗅いで、何度も何度も推敲しやっと分解した香りが まずはトロピカル、特にバナナとマンゴー 針葉樹の香りが非常に高いトーンで繊細に鼻孔の奥を刺激し、カシス、ドライフルーツまではいかないが多少乾いたそれが滑らかにそれを包む ブラックティーの香りがそのカシスをどこか木枯らしのように風化させる トースト香や樽のロースト香までは強くない、仄かに燻した香りがまたさらに深みを与える もっとあるがこれ以上分解出来ない…非常に複雑… 味わいはもう蕩けてしまうかと思うほどシルキー 驚くほど透明度が高く、酸は柔らかく、少し乾いたタンニンがなんとも色っぽく女性的 余韻は枯れ草が主に支配し、秋の田舎の農村を思わせる 田舎出身で良かった そして長い、長い 今書いているレビューの20分前に飲んだのに、まだ空のグラスが隣にあるかのよう あまりにも圧倒的すぎる液体に目頭が熱くなるほどだった フランスを教えてくれているソムリエが、常々飲まなければいけないアイテムに挙げる理由がよく分かった 感服しひれ伏した一杯
テスト48422
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エレガントの極地 そして19年という熟成は複雑を通り越して全ての香りが渾然一体となり、おいそれと箇条書きに分解できるほど『若く』ない 熟成という真の意味を感じた瞬間だった 何度も何度も嗅いで、何度も何度も推敲しやっと分解した香りが まずはトロピカル、特にバナナとマンゴー 針葉樹の香りが非常に高いトーンで繊細に鼻孔の奥を刺激し、カシス、ドライフルーツまではいかないが多少乾いたそれが滑らかにそれを包む ブラックティーの香りがそのカシスをどこか木枯らしのように風化させる トースト香や樽のロースト香までは強くない、仄かに燻した香りがまたさらに深みを与える もっとあるがこれ以上分解出来ない…非常に複雑… 味わいはもう蕩けてしまうかと思うほどシルキー 驚くほど透明度が高く、酸は柔らかく、少し乾いたタンニンがなんとも色っぽく女性的 余韻は枯れ草が主に支配し、秋の田舎の農村を思わせる 田舎出身で良かった そして長い、長い 今書いているレビューの20分前に飲んだのに、まだ空のグラスが隣にあるかのよう あまりにも圧倒的すぎる液体に目頭が熱くなるほどだった フランスを教えてくれているソムリエが、常々飲まなければいけないアイテムに挙げる理由がよく分かった 感服しひれ伏した一杯
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